米ニューヨークで2013年に創設された「Paintzen(ペイントゼン)」は、自宅や店舗・オフィスなどの壁のペンキ塗りを専門業者にオンラインで依頼できる、“ペンキ塗り版Uber”の先駆け的存在。
現在、ニューヨーク、シカゴ、ボストン、サンフランシスコ、ワシントンD.C.で展開している。
ユーザーは、専門業者の検索から見積り依頼、予約、支払いまでを、ワンストップで実現できるのが利点だ。
・ペンキ塗りのDIYに必要なアイテムをワンストップで調達
そして、「Paintzen」は、2016年6月、DIY志向のユーザーに向けた新しいサービス「DIY Kits」をリリースした。
「DIY Kits」では、塗料や刷毛など、ペンキ塗りに必要なアイテムをオンラインで購入できるほか、プロのようにきれいな壁に仕上げるためのチュートリアルビデオを提供。
通常、発注から24時間以内に指定場所へ配送される。
塗料は、米国の人気塗料ブランド「ベンジャミンムーア(Benjamin Moore)」の3,500種類以上の塗料製品から選ぶことができ、建物の種類や広さなどを指定すると、必要な塗料の量が自動算出される仕組みとなっている。
・ペンキ塗りのためのUber型サービスの広がり
「Paintzen」と同様、ワシントンワシントンD.C.を拠点とする「EasyPaint」や、サンフランシスコの「Thumbtack」らも、オンデマンドベースでの専門業者とのマッチングサービスを提供している
「Paintzen」は、「ペンキ塗りを専門業者に委託したい」と考える従来のユーザー層に加え、「自分たちの手でペンキ塗りの作業をしたい」というDIY派のユーザーにもアプローチするべく、具体的なソリューションを提供している点が特徴といえるだろう。
Paintzen