そんな時の備えに、と開発されたのがスマートリング「Nimb」。見た目はただのファッション指輪だが、ボタンが埋め込まれていて、ワンプッシュでSOSを家族や友人に発信できる。
・発信相手はアプリで登録
Nimbは、手のひら側にくる部分に緊急ボタンが付いていて、万が一の事態に陥った時、このボタンを3秒押し続けると位置情報とともに緊急SOSを発信できるという仕組み。
発信する相手は、あらかじめ専用アプリ(iOS、Android)で登録しておく。家族や友人・知人のほか、警察への通報も設定できる。
また、NimbにはSOS発信情報を共有するユーザーコミュニティがあり、登録した人以外にも助けを求めることが可能だ。
・居場所をマップでお知らせ
SOSは、顔写真と名前、位置情報が盛り込まれた「アラートカード」として、設定した相手の携帯端末に送られる。受け取った人が素早く駆けつけられるよう、発信者の居場所をマップで確認できる。
また、恋人同士など互いにNimbリングを身につけている場合は、相手のSOS発信がリングの振動ででも知らされるので、初動が早くなるというメリットがある。
・アプリでアラート解除も
Nimbを利用するにあたって、「もし間違ってプッシュしてしまったら?」と懸念する声もありそうだが、その点、ボタン部分は少し沈んだ作りになっているので間違って押すことは少ないとのこと。
加えて、仮に誤って押した場合でも、アプリにパスワードを入力することでアラートを解除できる。
NimbはクラウドファンディングサイトKickstarterですでに目標額を達成。最安値パッケージはすでに売り切れ、現在は129ドル(約1万4000円)の出資で入手できる。
使うシーンがないに越したことはないが、持っておくと安心の拠りどころになりそうだ。出資期限は7月29日。
Nimb/Kickstarter
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