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日本発!夜間飛行可能農業用ドローン実用化へ、自動で害虫駆除を目指す

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「あのような危険なものは飛ばすべきではない」とも言われていたドローンだが、徐々に身近なものになっている。

佐賀県と佐賀大学、そして株式会社オプティムは共同である実験を行った。それは殺虫機能を搭載した農業用ドローンの夜間飛行である。

夜間の自動飛行が可能に


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『アグリドローン』は、自動飛行機能を装備した佐賀発の新型ドローンである。

無線操縦のヘリコプターを使って害虫駆除をするということは以前からも行われていたが、それは操縦者の高い技能を必要とする。ましてや夜間飛行などは、経験の浅い操縦者には不可能だ。

だが世界初のドローン対応殺虫機を搭載した本機は、実験において夜行性害虫の駆除、すなわち夜間の自動飛行に成功している。

アグリドローンは近赤外線カメラ、サーモカメラを状況に応じて切り替える機能も有している。そのカメラで撮影した画像から害虫がいる地点を解析し、ピンポイントで農薬を散布するということも可能だ。

我が国の農業関連技術の高さが示されたと同時に、ドローンの進化にまた新しい分岐が発生したのだ。

地方から始まる「変革」


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佐賀県、佐賀大学、オプティムは『IT農業三者連携協定』というものを締結している。

これは「楽しく、かっこよく、稼げる農業」という言葉の下、担い手不足や高齢化などの問題をテクノロジーで克服しようというものだ。

農業の在り方を変革させるかもしれない取り組みが、地方都市から始まっているのである。

株式会社オプティム

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