例えば、「ジカ熱」というキーワードで検索すると、たちどころにジカウイルスや感染症状がどんなものなのか詳細な情報が得られる。
しかし、Googleが間もなく米国で始める新サービスは、病気の症状を入力すると考えられる病気や治療法などを表示するというものだ。
・試せる治療方法の案内も
この症状検索は、モバイル版、そしてiOSとAndroidのアプリで利用でき、当面は米国にて英語でのみ展開する。
どんなふうに使うかというと、例えば「頭の片側が痛い」という症状を入力する。すると、「頭痛」「偏頭痛」「緊張性頭痛」「群発性頭痛」「副鼻腔炎」「風邪」といった考えられる病名が並ぶ。
加えて、自身で試せる治療方法や、どういう症状のときは医師を訪ねた方がいいのか、といった情報も提供する。
・医師がレビュー
新サービスを開始するにあたって、Googleはこれまでの検索結果を基に症状のリストを作成。これらの症状について、ハーバード・メディカルスクールの医師らによる専門チームにレビューしてもらい、最終的に検索機能「Knowledge Graph」を完成させた。
Googleはこの新サービスについて「診断するのではなく、あくまでも情報提供を目的としたもの」とし、ゆくゆくは他のエリアや言語にも広げる予定だ。
誰しも健康や病気は気になるもの。医学専門サイトで専門用語に悩まされながら調べるという手間が省略できるこの新サービス、多くの人にとって便利な機能となりそうだ。
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