そのBluetooth規格を管理する団体Bluetooth SIGが、新バージョン「Bluetooth 5」を発表した。現行の「4.2」に比べ、通信速度が2倍、通信範囲は4倍にも広がるという。
・タイムラグなしに広範囲で
イヤホンを例にとると、通信の速度と範囲が改善されると、ペアリングしているスマホの音楽をほぼタイムラグなしで家の中のどこででも聞くことができるようになる。
また、カメラのシャッターをスマホで操作する場合、これまで以上に遠く離れたところからもコントロールできるなど便利になる。
なお、通信速度などがアップしてもバッテリー消耗がこれまでより大きくなるということはないという。
・ボリュームある情報の一斉送信も
加えて、発表によるとBluetooth 5では通信キャパシティも現行の8倍にも増大する。
これが何を意味するかというと、ボリュームのある情報を流したり、多数の端末にメッセージを一斉送信したりという使い方ができる。
例えば、デパートの入り口で不特定多数に、内容の詰まったおトク情報を流す、といった使い方が考えられる。
Bluetooth 5搭載機器は、今年後半から2017前半にかけて登場する見込み。
Bluetooth SIG