しかし、料理がさほど得意でない人にとって、レシピを調べて材料も調達して、という過程はあまり楽しいものではない。
そんな時に便利そうなサービスが米国ロサンゼルスに登場した。購読制のレシピ共有サービスに使われている食材を自宅に届けてくれる「SaltedEats」だ。
・100%地元産
献立付きの食材を宅配するサービスとしては、米国ではBlue Apronがパイオニア的存在。忙しい現代人のニーズをしっかりつかみ、順調にユーザー数を伸ばしている。
今回のSaltedEatsも基本はBlue Apronと似ているが、最大の違いはローカル食材にこだわっている点。ほぼ100%地元でとれたものを使っているのだという。
・会員からリクエスト
それから、食材の宅配はオンデマンドというのもBlue Apronとは異なる。
SaltedEatsはもともとSaltedという購読制(月10ドル≒1060円)のオンラインクッキングスクールがベースになっている。Saltedは200人以上のトップシェフの料理が学べるというもので、ここの会員からのリクエストを受ける形で食材宅配のSaltedEatsが誕生した。
つまり、シェフの料理手ほどきビデオを閲覧して刺激を受けたユーザーがそれなりにいることの裏返しでもある。そうした人が、気になるレシピを見つけ、必要な食材を宅配してもらい、ひとつ作ってみよう、となるのは想像に難くない。
SaltedとSaltedEatsの究極の目的は、食を知り尽くしたシェフに教わりながら、ローカル食材を使った美味しい食事と料理を楽しむことにある。
SaltedEatsはロサンゼルスで始まったばかりだが、1年以内に10都市での展開を目指すという。
SaltedEats