・オンライン送金と電子グリーティングカードを融合させた「デジタル祝儀袋」
米ニューヨーク市ブルックリンで開設された「Tendr」は、オンライン送金と電子グリーティングカードを組み合わせたようなサービス。
Facebookアカウントもしくは電子メールで登録したユーザー同士で、金銭を贈り合うことができる。
操作手順としては、まず、結婚、誕生日、出産、卒業など、シチュエーションに合わせて、グリーティングカードのデザインを選択し、メッセージを入力。さらに、贈り先と金額、送金方法を設定する流れとなっている。
「Tendr」で提供されているグリーティングカードは、地元ブルックリンのデザイナーやアーティストたちが製作したもので、洗練されたデザインが特徴。
また、「Tendr」では、贈り先への送金手段として、クレジットカードのほか、口座振込や、個人間送金サービス「Venmo」にも対応している。
・シンプルかつスマートにお祝いを届けるサービス
「Tendr」によると、米国における“ご祝儀”の金額規模は、1年間で、合わせて300億ドル(約3.15兆円)を超える。
オンライン決済は、ショッピングなどの分野では十分普及しているが、個人間のお祝いのやりとりでは、まだ一般的ではなく、無粋さや味気ない印象を与えてしまうかもしれない。
「Tendr」は、シンプルかつスマートに、お祝いの気持ちとお金を届けるオンラインサービスとして秀逸だ。
Tendr