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米疾病管理予防センター、「感染症の拡大阻止」がテーマのゲームアプリをリリース

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Solve the Outbreak毎年冬になると、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行するが、ソーシャルメディアの普及によって、テレビや新聞といったマスメディアからだけでなく、感染の流行の情報について、一般の人たちの話題から掴みやすくなった。「アメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)」は、感染症や疾病に関する研究をおこなっている世界的権威で、日本をはじめ世界中に大きな影響力をもっている機関。そのCDCから、このたびユニークなiPadアプリがリリースされた。

それは「Solve the Outbreak」というアプリで、ユーザーは“Epidemic Intelligence Service”の調査官となって、疫病の集団発生を調査する。“Birthday Party Gone Bad”など、3つのシナリオから構成されており、「村を隔離する?」「病気にかかっている人と話す?」「さらなる実験データが必要?」などといった、選択肢を選んでゲームを進めていく。よい回答を選ぶと高い得点を得ることができ、より早く事件を解決することが可能だ。マークした得点は、FacebookやTwitterでシェアして、友人たちと競って楽しめる。

このゲームのシナリオは、実際にEISの担当者が取り組んだ、リアルのできごとを基にしているという。実際に起こった伝染病のケースが、どのような実態であったのか、どうやって解決されたのかといった事例を、子どもや若者たちがゲームを通じて学習できるというプログラムになっている。若い世代に、疫病について関心を向け、理解を深めてもらうための1つのツールとして、ゲームという形態を用いたこのユニークなプロジェクトは、今後も新しいシナリオの追加を検討中だという。権威ある機関が、自らゲームというツールを活用して、啓蒙活動を促進するという面白い試みは、日本でもぜひ登場してほしいものだ。

Solve the Outbreak

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