・NASAやEUの研究プロジェクトでも大活躍の骨格を使用
今回の5本指ロボットの原型に採用されたのは、ロンドンのShadow Robot Companyが開発した「Shadow Dexterous Hand」。
これは人間の手の大きさや形をそのまま再現して作られたものであり、現在NASAやEUの研究プロジェクトにも起用されている。
そのロボットの手は空気圧制御システムにより動くようになっており、人間よりも俊敏な動作が可能である。
・手先が器用
「Shadow Dexterous Hand」を元に製作した5本指ロボットの新作は、実に手先が器用である。
同研究室が独自に開発したアルゴリズムを採用しており、「タイピング」「モノ掴み」「ペン回し」といった複雑な動作も難なく遂行する。
・自分の意思で動く
従来の5本指ロボットとは異なり、動作を遂行するために1つ1つプログラムを組む必要などない。
今話題の機械学習に基づき動く仕組みとなっており、基本的に人間による介助は不要である。人間の子供たちが自宅での予習や復習を通じて知識を深めていくように、このロボットもまた1つ1つの行動を遂行するのに必要なことを学習を通じて学んでいく。
その地道な努力が功を奏した結果、自分自身の意思で動くことができるようになるのだ。
今後、これまで遭遇したことのないモノやシーンにも対応可能な、さらにバージョンアップした5本指ロボットとして再登場予定である。
University of Washington