しかしながら、これらの情報は、個人のブログや口コミサイト、育児専門コミュニティサイトなど、様々なメディアに散在しているのが現状だ。
・子連れの外出に実用的なスポット情報を集約
Twitterをはじめとする有力テクノロジー企業での勤務を経て、現在、一児の母でもある起業家のSara Mauskopfさんは、2016年6月、米サンフランシスコで、子連れで外出する親たちのためのソーシャルネットワークアプリ「Winnie(ウィニー)」をリリースした。
ユーザー同士で、子連れに配慮されたスポットをタグ付けしたり、経験談やアドバイスなどを投稿し合うことができる。
「Winnie」は、米国内の10万以上のスポットを網羅し、公園や図書館など、子どもが楽しめるスポットのほか、おむつ交換台や授乳室、ベビーカースペースといった、子連れの外出において実用的な情報も数多く掲載。
キーワードでの検索はもちろん、Eat(食べる)、Play(遊ぶ)、Chill(休憩)、Find(おむつ交換、トイレなど)のカテゴリーから、現在地近くのスポットを検索することが可能だ。
・子連れのパパ・ママのための情報プラットフォームの広がり
日本でも、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」や、授乳室が設置されたスポットを検索できる「ベビココ」など、子連れ向けの情報プラットフォームが開設されているが、「Winnie」は、位置情報に基づきスポットを検索できる点で、より利便性の高いサービスといえるだろう。
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