ロンドンと地方都市を結ぶイギリスの鉄道会社Virgin Trainsは、乗客向けにテレビや映画などを視聴できるストリーミングアプリ「Beams」をリリースする。
列車での移動中、乗客は無料で好きなだけ映画などを楽しめるというもので、快適な旅を演出するのに一役買いそうだ。
・200時間分の映画やテレビ番組
ヴァージントレインによると、Beams(iOS、Android)のコンテンツは「The Wolf of Wall Street」といった新作映画やクラシック映画、人気のテレビドラマなど。
子ども向けにも「Peppa Pig」などのテレビ番組を用意していて、トータル200時間分をアプリで視聴できるとのこと。しかもコンテンツは毎月更新される。
・Win-Winのサービス
Beamsは、航空会社でいう機内エンターテイメントのようなものだが、大きく異なるのはスクリーンが各座席に設置されているわけではなく、乗客の端末を使う点だろう。
乗客は使い慣れた自分の端末でエンターテイメントを楽しむことができる。一方、鉄道会社からすれば設備投資を抑えつつ乗客の利便性アップを図り、ひいては利用増加につなげられるという、Win-Winのサービスといえる。
確かに、移動時間が長いほど手持ち無沙汰になり、そんな時にこうしたエンターテイメントがあれば移動もさほど苦にならないだろう。
日本でも、新幹線などでこうしたサービスを導入する動きがあってもよさそうだ。
Virgin Trains