「自宅でこだわりのビールをつくって飲みたい」そんなあなたには、自家製ビールが手間要らずで醸造できる「Vessi」がおすすめだ。
これ1台で、発酵・炭化・ドリンクの注ぎまででき、わずか7日程度で手作りビールが完成するという。
・品質悪化を防ぐ工夫がされた構造や機能
専用の発酵槽は密封状態になっていて、ビールの品質悪化を防ぎ、適切な圧力や温度のコントロールが可能になっている。独自の加温・冷却システムが、発酵に適した温度管理をおこない、同時に発酵スピードを高める効果もある。
正確な温度、圧力管理に加え、光や酸素にさらされることを極力防ぐ構造になっているため、ビール品質の劣化を防ぐ。
利用方法はいたってシンプルだ。
まず、タンク内に冷やした麦汁、規定重量分の酵母を入れ、圧力蓋を取り付ける。発酵環境に合わせて、温度・圧力の設定をおこない、あとは酵母が働き、発酵が進むのを待つだけ。
・合理的な沈殿物排出システム
発酵が完了したら、タンク底部に設置されている“Sediment Removal System(沈殿物除去システム)”を作動させると、ユニットを開閉せずに、タンク内の沈殿物をそのまま排出することができる。おかげで、タンク内の適切に保たれた温度や圧力に影響を与えずに済む。
このタイミングで、“Liquid Injection System(液体注入システム)”を使い、好きなアロマやフレーバーを加える。この独自の仕組みが、光や酸素にさらされるのを防ぎ、美味しいビールを生み出す。
7日ほど経って完成したら、「Vessi」から直接、コップやビアマグに注ぎ込めば、手作りのフレッシュなビールをそのまま味わうことができるのだ。
・手間要らずでスピーディな醸造
これまでにも“自家製ビール製造器”はあったものの、製造期間が4週間ほどかかるものが多く、工程ごとに、温度管理をしっかりキープしたり、タンクを消毒したりせねばならず、いろいろ手間がかかっていた。
「Vessi」なら、酵母などの材料を入れたら、あとは基本放置しておくだけで、1週間後にはお手製ビールを飲むことができる。最小限の手間でよく、実にお手軽だ。
・Indiegogoで出資を受付中
現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を受付中。受付期間は残り24日ほどで、もうすぐ目標金額10万ドルに到達しそう。
残念ながら、日本では免許を持たないと1%以上のアルコールを発生させることは違法とみなされるが、醸造家にとって楽しみなアイテムだ。
Vessi