この3Dタッチ機能をどんなスマホでも利用できるようにするアプリを、米国ミシガン大学の研究チームが開発中だ。6月中にもデモ版が公開される見込み。
・「音の変化」がコマンドに
開発中なのは「ForcePhone」というアプリ。ダウンロードすると、ガジェットなどを追加することなくスマホの画面が3Dタッチ対応になるというもの。
まるでマジックのようだが、ForcePhoneの鍵はマイクとスピーカーの使用にある。
チームによると、スピーカーから人が聞き取れない音を流してその音をマイクが拾うようにする。ユーザーがスクリーンを操作すると、その音が変わるので、アプリではその音の変化を分析し、ユーザーの操作をコマンドに置き換える。
・握る動作による操作も
公開されたデモビデオを観ると、確かに画面を押す強弱により、操作が可能となっている。
また、面白いのが、画面を押すだけでなく、端末を握りしめるような動作でも操作できている点。これらを組み合わせることで新たなユーザーインターフェースが期待できる。
アプリだけで3Dタッチ対応になるなら、どの端末にも搭載できる。スマホの進化に一役買う技術になるかもしれない。
ミシガン大学