代表的なオンデマンド配車サービス「Uber」は、都市別に利用動向をモニタリングし、利用者が多い時間帯には、基本料金に割り増し率を掛け合わす料金システム「サージプライシング」を導入。
需給バランスに応じて、リアルタイムに乗車料金が変動するため、想定外にこれが高騰するケースも少なくない。
・オンデマンド配車サービスの乗車料金をリアルタイムで比較
米ボストンで2016年4月にリリースされた「urbanhail(アーバンハイル)」は、UberやLyftなど、オンデマンド配車サービスの乗車料金をリアルタイムで比較できるスマホアプリだ。
アプリをダウンロードし、乗車地と目的地を入力すると、サービス別に、迎え予定時刻と乗車料金を表示。
利用者は、表示されたものの中から最も条件のよいサービスを選んで、直接、配車をリクエストすることもできる。
「urbanhail」は、現在、ボストンを対象に展開しているが、今後は、エリアを拡大していく方針だ。
・テクノロジーがサービス選択の自由を後押し
いわずもがな、オンデマンド配車サービスの差別化要因は、乗車料金の多寡に限られないが、利用者にとっては、気になるポイントのひとつ。
利用者が自身のニーズに合ったサービスを自由に選ぶためのツールとして、「urbanhail」の仕組みは秀逸だ。
urbanhail