・女性による、女性のためのUber
利用者がスマホアプリで目的地を入力すると、現在地周辺のドライバーが迎えにいき、目的地まで送り届ける“オンデマンド配車サービス”が普及するなか、「SafeHer(セーフ・ハー)」は、“女性による、女性のためのUber”として話題だ。
ドライバーは全員女性で、利用者も女性とその同伴者である13歳未満の子どもに限定。
UberやLyftといった既存のオンデマンド配車サービスよりも厳しい条件でドライバーを審査しているほか、乗車時、利用者が、ドライバーとの間で、暗号代わりとなる特定のワードを確認し合うルールを導入するなど、女性が安心して利用できるような仕組みが整っている。
また、「SafeHer」では、女性全体のエンパワーメントにも積極的に貢献。
女性の様々な支援に取り組む慈善団体や非営利団体に、利用者が支払う乗車料金の2%を寄付する取り組みをすすめている。
・すべての人々が安全かつ安心に利用できるサービスに
「SafeHer」のような女性専用サービスが創設される一方、代表的なオンデマンド配車サービスUberでも、2020年までに女性ドライバー100万人の登録を目標に、女性ドライバーの活用を推進。
2015年末時点で、Uberの登録ドライバーにおける女性の割合は19%で、2014年末時点の14%より増加している。
女性や子どもをはじめ、すべての人々が、安全かつ安心に、心地よく利用できるサービスが増えることで、オンデマンド配車サービスそのもののユーザーの認知度や信頼性の向上にもつながりそうだ。
SafeHer