グーグルらが2014年に実施した調査結果によると、実店舗の買い物客のうちの42%が、店内にいながら、オンラインで情報検索をしているそうだ。
・スマホをラベルにかざすだけで商品情報がわかる
イタリアのミラノで2014年に創設された「Viveat」は、ワインのラベルやファッションアイテムの下げ札などを“スマート化”することで、消費者と生産者をつなぐソリューションを提供している。
「Viveat」のソリューションでは、NFCタグ内蔵のラベルや下げ札に、NFCタグリーダー機能を備えたスマートフォンをかざすと、商品の詳しい情報が調べられる仕組み。
生産者の情報はもとより、生産プロセスから消費者に届くまでの履歴なども、閲覧可能だ。
「Viveat」では、業界に特化したソリューションとして、ワイン向けの「Viveat Wine」と、ファッション向けの「Viveat Fashion」を展開するほか、その他のあらゆる業種に対応したソリューション「Viveat Custom」を提供している。
・IoTの活用によってトレーサビリティを推進
「Viveat」は、IoT(モノのインターネット)を応用することで、商品のトレーサビリティを高め、生産者と消費者とのダイレクトなコミュニケーションを実装している点が特徴。
とりわけ、高級ワインや一流ブランド商品など、偽造品が出回りやすく、真贋を見分けにくいものにとっては、このソリューションが、その商品を本物であると証明する役割をも担っているといえよう。
Viveat