机やテーブル、ドア、家具など、身の周りにあるどんな“物体の表面”でも、リモートコントロールのスマートツールに変えてしまうという。
特許申請中の独自技術によって、物体の表面上でおこなわれたジェスチャーを感知する。“SurfaceLink”という特殊なマウントが搭載されていて、これがジェスチャーシグナルを本体へ送信する役割を果たす。
同梱されている取り外し可能なテープや、オプションの“スクリュー固定用マウント”を使って、テーブルの下、壁の隅、ドアの裏など、いろいろなところに設置しよう。
・専用アプリで指令用ジェスチャーを設定
セッティング方法は至ってシンプルで、2、3分で完了する。自宅のWiFiネットワークと、専用アプリを使って、デバイスの同期とアカウントの管理をおこなう。
まず、物体の表面に「Knocki」をくっ付けたら、次にiPhone・Androidの無料の専用アプリを使って、「Knocki」をWiFiに接続。
どんなジェスチャーでどういう機能が作動するのか、詳細なセッティングをおこなう。例えば、「テーブルを1度タップしたら、テレビがオンになる」「2度タップしたら、リビングの照明がオフになる」といった具合だ。
・1つで最大10のジェスチャーを登録可能
1つの「Knocki」で最大10のジェスチャーを登録しておける。「1つのジェスチャーで1つの機能を作動」させるだけでなく、「1つのジェスチャーで、ドアの鍵をかける、照明をオフにする、ホームセキュリティをオンにする」といったように複数の機能を作動させるようなことも可能だ。
あとは機能が必要になったときに、物体をタップするだけ。
テレビや照明のオンオフをおこなったり、不在中にドアがノックされたか、郵便ポストに手紙が届いたか検知したり、置き忘れたスマートフォンを鳴らして場所を特定したり、お気に入りの音楽を流したり、目覚ましを設定したり。使い方はあなたのアイデア次第だ。
・ランダムな振動は除外して判断
ちなみに、「Knocki」は音に反応するセンサーではなく、ジェスチャーを検知するタイプ。それなのに、リビングのテーブルなどランダムな振動が起こりやすいケースでは、そういった振動を除外して判断し、“指令のジェスチャー”と混同することはないという。高効率の配電システムによって、単4電池でおよそ12ヶ月電池がもつ。
「Knocki」は超早期予約価格は59ドル(約6500円)だが、すでに売り切れ。7月2日まで出資を受け付けている。
Knocki