これと似た仕掛けとして、“What do you need?(いまなにが必要?)"という共通の問いをベースに、ユーザーが互いに助け合うシェアリングエコノミー志向のオンラインプラットフォームが、米国で広がりはじめている。
・あらゆるモノをユーザー間で融通し合うプラットフォーム
「Getmii(ゲットミー)」は、モノ・時間・知識・スキル・アドバイスなど、あらゆるものをユーザー間で融通し合うオンラインプラットフォーム。
このプラットフォームが投げかける“What do you need?"という問いに答えるスタイルで、「スマートフォンを充電したい」、「フランス語を教えてほしい」、「大工道具を借りたい」など、他のユーザーへのリクエストとその報酬について各ユーザーが投稿する。
投稿データは、独自のアルゴリズムによって整理され、ニュースフィードの配信形式を模した「Need Feed」で、投稿者の現在地周辺にいる1,000名のユーザーに向けて配信。
投稿されたリクエストに応じる意思のあるユーザーが「I'm interested(興味あり)」というボタンをクリックすると、チャット形式のプライベート空間で、投稿者とコンタクトできる仕組みとなっている。
・位置情報をベースにユーザー同士を結びつける仕組みが秀逸
「Getmii」は、ユーザーの現在地をもとに投稿データを整理・配信することで、ユーザ同士を結びつけようとしている点が特徴。
また、ニュースフィードやチャットなど、他のオンラインサービスで馴染みのあるインターフェイスを取り入れ、より多くの人々が、気軽に利用できる仕組みを整えている点も秀逸だ。
Getmii