手首につけることを前提としているので必然的にスクリーンは小さくなるが、このタッチ操作の制限を取り払うような技術が米国で開発中だ。
なんと、手首近くの腕や甲をタッチしてスクリーン操作できるようになるのだという。
・腕全体がスクリーンに
カーネギーメロン大学研究ラボを拠点とする「Future Interfaces Group」が開発を手がけている「SkinTrack」というのがそれ。
皮膚をインターフェースとして、腕全体をスマートウォッチなどに連携するよう“スクリーン拡張”しようという考え方だ。
・高周波信号を活用
具体的には、高周波の信号を流すリングを指に付け、タッチなどの刺激による信号をリストバンドの電極で感知するというシステム。
信号の相違からタッチやスワイプといった動きや場所を特定することができ、それを画面に反映させるという仕組みだ。
・手の甲がキャンバス!
この技術で何ができるかというと、腕をタッチしたりスワイプしたりすることで画面操作でき、例えばスマートウォッチでもゲームなどで細かな操作ができるようになる。
また、手の甲をキャンバスにしてお絵描きし、それをスクリーンに反映させるということも可能になる。
この画期的な新技術、実用化の見通しはまだ明らかになっていないが、興味のある人は公開されているデモビデオ(英語)をこちらからどうぞ。