今回のロボットの開発に際しては、同社の関係者のほか、NASAのロボットエンジニアやMITの学生による協力のもと進められた。
・アスリートと並走する自己駆動型ロボット
外見は90年代に流行したラジコン。大きく
異なるのは、常に誰かによって操作される必要がないという点だ。それを可能にするのがBeatBotに搭載された9つの赤外線センサーである。
走行前に走行距離およびスピードを入力しておけば、その後は人間による補助なしに、トラックの線を探知し、普通の人間と同じように走行することが可能である。
・走行スピードは世界最上級
「目の前にいる足の速い誰かをライバル視することで、自分自身の競争心が掻き立てられ、より速く走ることができる」という考えのもと開発されたのがこのマシン。
世界最速の男として知られるジャマイカ出身のウサイン・ボルト選手の記録を破った強者でもあり、その走行スピードは世界最上級である。
・運動記録機能を搭載
また、BeatBotは運動記録者代わりにもなる。車体の前方および後方には小さなカメラが付いている。
走行中、アスリートのパフォーマンスを撮影し、リアルタイムの記録を保存することができるようになっている。
BeatBotの使用が認められているのは、プーマが支援するチームおよびアスリートのみ。非常に高額であるがゆえに、一般人の手には及ばないというのが現状。
しかし、今後は手頃な価格で提供できるよう改良を進めていくとのことで、我々にとって身近なツールとなる日もそう遠くはないであろう。
BeatBot