そうした端末における生体認証をより手軽に行える新ディスプレーを、韓国LGが開発した。スクリーンをタッチするだけで認証ができるというものだ。
・ボタン並みの高精度!
iPhoneなどでは、物理的なボタン(ホームボタン)で認証を行っているが、LGの新技術ではディスプレーそのものにセンサーが搭載されている。
スクリーンのガラスの裏を0.3ミリ削り、そこにセンサーを埋め込んでいる。そしてユーザーがその部分をタッチするだけで本人かどうかを確認できる。
この精度はボタン並みに高く、誤認率はわずか0.002パーセントなのだという。
・スクリーンを広くとれる!
ガラスにセンサーを埋め込むことで、センサーを水や衝撃などから守ることにもなる。
加えて、物理的なボタンを設ける必要がなくなるのもメリットで、スクリーンをより広くすることができなどデザインの自由度が高まる。
今回の発表で、LGは「モバイル決済が今後浸透するのに伴い、生体認証のニーズはより高まるはず」と新技術の活用に期待を寄せている。
このディスプレー搭載のスマホの発売などについては言及していないが、近い将来の登場が期待できそうだ。
LG