米国では、オーガニック食材に特化した「Good Eggs」や、食材と献立をセットで届ける「Blue Apron」、規格外青果物を割安で提供する「Imperfect Produce」など、オンラインで注文でき、自宅などで受け取ることのできる定期購入サービスが、近年、食の分野で、多様に広がってきた。
・高品質な手づくり食品とオリジナルレシピがセットになった定期購入サービス
米ロサンゼルスで創設された「The Fare Trade(フェア・トレード)」は、高品質な手づくりの加工食品とオリジナルレシピがセットになった定期購入サービス。
月替わりのシェフが、野菜のピクルスや粒マスタード、ジャムなど、おすすめの加工食品をセレクトし、この食品を使ったレシピを動画で紹介する。
馴染みのない食品でも、レシピを通じて、食品の活かし方を学べるのが特徴だ。
「The Fare Trade」は、米国を対象エリアとし、月額利用料65ドル(約7100円)で展開。毎月5日に利用者が指定した場所に配送される。
・知られざる逸品と出会い、料理の楽しみを豊かに
これまでに、地元ロサンゼルス発のジンジャービール「Seabold Ginger Beer」や、オレゴン州ポートランドの酢ドリンク「Pok Pok Som」などが、「The Fare Trade」を通じて、利用者に届けられてきた。
「The Fare Trade」は、それぞれの地域に根ざし、職人の手で丁寧につくられた加工食品との出会いを利用者にもたらすのみならず、食のプロであるシェフが監修するレシピを添えることで、料理する楽しみをも、より豊かにしているといえよう。
The Fare Trade