米ニューヨーク市では、2030年までに埋立ゴミを90%削減するべく取り組んでいるが、リサイクル率は2015年時点で16%と、2013年時点での全米平均34.3%を大きく下回っているのが現状だ。
・ニューヨーク市内のリサイクル回収スポットをサクっと検索
「Intellibins(インテリビンズ)」は、ニューヨーク市内に設置されている不要品の回収スポットをスマートフォン上で検索できるiOS対応アプリケーション。
ペットボトル、缶、ガラス瓶、古紙、包装材など、21種類の中から、リサイクルしたい不要品の種類を選ぶと、現在地近くの回収スポットが表示される仕組みとなっている。
このアプリでは、ニューヨーク市のオープンデータプラットフォーム「NYC Open Data」やニューヨーク州環境保護局のウェブサイト「New York Recycles!」を通じて公開されているオープンデータを活用。
公共施設はもちろん、食品スーパーやカフェなど、市内1,500カ所以上の回収スポットが網羅されている。
・回収スポットを探す手間を効率化することで、リサイクルを推進
「Intellibins」は、位置情報をもとに回収スポットをマップ化し、スマートフォンで簡単に検索できる仕組みをつくることで、市民が回収スポットを探す手間を軽減し、不要品のリサイクルを推進しようとしている点が秀逸だ。
Intellibins