前回、寄付したのはいつだっただろう？　考えた時にすぐ思い出せないのも、寄付がそもそも身近なものではないからかもしれない。だが、もし寄付をしたいという意思がある人にもっと直接的に訴える手段があるとしたら？　RAZ Mobileは非営利団体向けにスマートフォンからの寄付を募るプラットフォームの提供を始めた。それを見た一般ユーザーはスマホからシンプルな操作で寄付をすることができる。

スマホユーザー側の使い方は簡単で、寄付を募っている意中の団体を選び、金額を入力する。寄付をすると、受け取った団体から受領書が発行され、さらに「寄付ありがとう」のメールが届く。さらに寄付行為をFacebookなどのソーシャルメディアでシェアすることもできるようになっており、より多くの寄付を促すことができる仕組みだ。

団体がこのプラットフォームを利用するには月29ドルかかる。さらに1000件までの寄付に対しては寄付総額の5.9％、1000件以上だと3.9%の手数料がかかる。「仮に5.9%の手数料でも通常の寄付プロセスに比べると70％以上のコストを節減できる」とRAZ Mobileの責任者は語る。

これまでのところ、米国カンザスに拠点を置く非営利団体が同プラットフォームを活用しており、Ronald McDonald HouseやStop Hunger Now、Love Fund for Childrenなどが名を連ねている。

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