最初にブリッジの原型が発明されたのが18世紀のローマ。そこからあらゆる改良がなされ、2000年代には透明タイプのマウスピースが誕生。つけていることさえわからないような、自然なタイプが主流になりつつある。
そして、2016年。矯正治療は、さらに進化。クイズに答えるだけで、自分にぴったり合ったマウスピースを注文できる、「Straight teeth direct's」が登場した。
・診断からオーダーまですべてアプリで完結
オーダーには、専用のアプリを使う。まず、“スマイルクイズ”という簡単な質問項目に答えてから、カメラで正面、左右など5通りの口内写真を撮って送信。
その後、データは専門家によって分析され、問題ないと判断された場合は、写真と回答を元に作成された、カスタムメイドのマウスピースが自宅に届けられる。
支払いは、治療にかかる期間によって変動する。ユーザー側で希望する期間を選択し、それに見合った金額を支払うシステムだ。長期になるほど金額は増すはずだが、それでも歯科クリニックに通うより、コストははるかに安くなるのだとか。
・普及するか否かはこれから
マウスピースは、3週間ごとに交換。口内の状況をデータで報告し、様子を見ながらその都度変更していく。本来クリニックで行うべき治療が、オンライン上ですべて賄われてしまうのだ。
4月に始まったばかりの本サービス。実際の反応はこれから。歯科医療の脅威となるか、希望の光となるか、いずれにしろ結果が見えるのは、もう少し先の話になりそうだ。
Straight teeth direct's