・独自の“ツルツル表面加工”で美しい仕上がり!
3Dプリントの出力の特性上、どうしても表面にレイヤーが浮き出てしまうものだが、「PolySmooth & Polysher」では、あの独特の“レイヤー跡”を、ほぼ目立たなく消してしまう画期的な技術が使われている。表面が“ツルツル加工”され、光沢が出て滑らかな美しい仕上がりになるのだ。
・新素材の“PVB樹脂を使用
FDM(Fused Deposition Modeling)・FFF(Fused Filament Fabrication)の一般的な3Dプリント技術を基盤とした“PolySmooth PVB”には、その名の通り3Dプリントの新素材“PVB(ポリビニルブチラール)樹脂が使われていて、プリントの品質や工程の安定性を高めるほか、伸張性を向上させた。
とはいえ、このプリンターの1番のウリはやはり、独自の“磨き上げ”処理。これには、イソプロピルアルコールやエタノールといった、身近なアルコールが用いられる。
・10µm以下の微小なアルコールを噴霧
本体内には、数百もの10マイクロメートル以下の小さな穴があけられた薄い膜の噴霧器があり、そこからから10マイクロメートル以下の微小なアルコールの水滴が噴射される。その微小な水滴は3Dプリントオブジェクトの表面に吸収され、表面を滑らかにする役割を果たすというわけだ。
ノズルの温度は190-210˚C、張力は40-45メガパスカル、アイゾット衝撃強度は15-18 kJ/m 2と、他社製品と比較しても性能は高い。
また、ヒートベッドは必ずしも必要ではく、より粘度を高めたいときに使えばよい。3Dプリント独特のにおいもほとんど感じない程度だという。
・Kickstarterで出資を募集中
「PolySmooth & Polysher」は現在クラウドファンディングサイトKickstarterで5月26日まで出資を募集しており、目標金額10万ドル(約1064万円)に対し、早くも22万ドル(約2341万円)を突破する人気ぶり。
PolySmooth & Polysher