・変形する電子スクーター登場!
今回紹介する「eFOLDi」もそんな1つで、電子スクーターから椅子、キャリーケースまで、さまざまな形状に変化する、“変形するスクーター”である。
使わないときは簡単に折りたためてコンパクトになり、軽くて丈夫なのも魅力。遊び感覚で使うこともできるが、通勤や通学に使ったり、足や体の不自由な人・高齢者などの移動手段にももってこいだ。
ロンドン発のスタートアップは、父と娘によるチーム。元々、中国の国立雑技団でエンジニアを務めていた父親が、足を悪くしたときに不便を感じた体験を元に開発されたという。
・軽量で丈夫、車や飛行機にも持ち込める
スクーター本体の大きさは、110×77×45センチメートル、アルミとスチールでできた軽量フレームのおかげで、総重量はわずか19キログラムという軽さだ。これはたいていの飛行機に荷物として持ち込めるほどの重さ。
・最大時速20km、走行距離は22km!
最大スピードは時速20キロメートル、最大走行距離は22キロメートル、最大積載重量は100キログラム。たいていの大人なら、十分1人乗れる。
用途やシーンに合わせて、スクータータイプ、椅子タイプ、スーツケースタイプに変形可能で、折りたためるので、ある程度コンパクトに収納しておける。
スクーターには、LEDインジケーター、ブレーキライト、フロント・リアライト、クラクション、バッテリーインジケーターが搭載されており、普段使いで乗るのに不便はなさそう。ただし、国によって道路交通の法律は異なるため、確認する必要があるとのことだ。
・2タイプのバッテリーを用意
eFOLDiは2タイプのバッテリーを用意。24ボルト、4 Ah(重さ1.1キログラム)タイプは、たいての飛行機に詰め込めるはず。テスト走行では、1度のフルチャージにかかる時間はおよそ1.5時間、平均走行距離は7キロメートル。
24ボルト、12 Ah(重さ2.7キログラム)のタイプは、フルチャージはおよそ4.5時間、平均走行距離は22キロメートル。
ただし、ライダーの体重や道路の勾配など、路面状況に左右される点は留意したい。
USBポートも搭載されているので、“巨大なバッテリー”として電子デバイスの充電をおこなってもよい。
・数々の受賞暦
イギリスで開催された「Gadget Show Live」、「2015 Beijing Invention Competition」などで受賞をしており、注目が集まるスクーター。
現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資を受付中。プレオーダー価格は、軽量ユニットタイプなら699ユーロ(約8万7000円)~。
eFOLDi