川や海に漕ぎ出すカヤックは楽しいが、初心者には意外と操作が難しかったりもする。
・立ったまま、ペダルを漕いで進むカヤック
60年以上に渡って、ユニークなサーフボードやカヤックをつくり続けてきたHobieでは、このたび「Mirage Eclipse」という新たなカヤックを開発。
なんと、ペダルを漕いで進む、“立って乗れるカヤック”なのだ。まるで水上で自転車を漕ぐような感覚で動かすことができる。
カヤックには、同社独自の“MirageDrive推進システム”を搭載。ペダルを踏んで足を上下に動かすと、カヤックの底部にある“足ひれ”がそれに合わせて前後に動き、生じた推進力でカヤックが前進する仕組みだ。
カヤック本体は合成エポキシ樹脂でできていて、テイル部分が四角く底部が平たい構造が、安定性を高めている。
・ハンドルバーで左右にターン
ユーザーはアルミニウム合金製のハンドルバーを使って操舵し、右のキャリパーを握ると右へ、左のキャリパーを握ると左へターンする。
手より強い足の力を使うことで、乗り手の身体負担も軽減するし、何より、“ただ歩くような動き”をするだけという直感的な操作なので、誰にでも操作しやすい。
開発者の1人Jim Czarnowski氏は、初心者からベテランまで、幅広い人が楽しめるだろうと話している。
・2バージョンを用意、身長に合わせて選ぼう
「Mirage Eclipse」には、“3.2メートルタイプ”“3.7メートルタイプ”の2バージョンが用意されていて、それそれ2500ドル(約27万2000円)、2600ドル(約28万3000円)になる見込み。オプションで“カップホルダー”と“スマホマウント”を付けることもできるという。
アメリカ国内で、今春遅くに販売開始する予定とのことだ。
Mirage Eclipse