このほど、いよいよ本格的な市場化を目指して、Kristof Retezar氏を中心としたチームでは、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資募集を開始している。
・「Fontus Airo」と「Fontus Rydeの2種類
「Fontus」には、「Fontus Airo」と「Fontus Ryde」の2種類がある。
「Fontus Airo」は持ち歩くのにピッタリな形状の水のボトルで、まさにペットボトルの代わりを果たしてくれる。
・放置しておくだけで、いつの間にか水がたまっている
内部には小さなファンが設置されていて、これが大気中から空気を引き込み、特殊なフィルターを作動させて、“水滴濃縮室”の中へと押し入れていく。
小型クーラーが、大気中の湿気を圧縮し、最終的に発生した水滴がボトル内に貯水されていく仕組みだ。つまり、放置しておくだけで、気がついたらボトル内に水がたまっている……というわけ。
・太陽光で動作、スマホの充電もできる
このボトルは、フレキシブル素材のソーラーマットを通じて、エネルギー供給がされ動作する。そのため、他に電池を用意する必要はなく、屋外に出かけているときにも安心して使える。
USBケーブルで接続すれば、手持ちのスマートフォンを充電することだって可能だ。
自然エネルギーで自家発電する上、ペットボトルを使い捨てすることもなく、ゴミを減らせるため、環境に優しいのが大きな魅力。最大0.8リットルの水を貯水することができる。
・自転車への取り付け・取り外しもラクラク
一方「Fontus Ryde」のほうは、自転車用として設計されたもの。自転車のフレームに簡単に取り付け・取り外しができるようになっている。
デバイス上部にソーラーパネルが設置されており、同じように太陽光をエネルギーソースとして、大気中の水分を集めて凝縮し、セルフで水を精製してボトル内に水をためていく。
基本の仕組みは変わらないようだが、「Fontus Airo」と違って、スマートフォンなどの電子機器の充電はおこなえないようだ。
・プレオーダー受付中
わざわざ水源を探しにいく手間も時間も省け、環境にも優しい「Fontus」は、まさにアウトドア必携のお供になりそう。プレオーダー価格は、「Fontus Airo」が250ドル(約27000円)、「Fontus Ryde」が165ドル(約17800円)、プラス配送料金となっている。
Fontus