フロントやホテルの一部などに補助的にロボットを使う企業が増えてきているが、レストランでロボットをメインに使い、欠点が多いために潰れてしまったという例もあるようだ。
・75万円のロボットがパーに
中国のレストランチェーンHeweilai は3つのお店に7000ドル(約75万円)のロボットを配置したが、後々このロボットは思うように動かないことが発覚。
そのうち2つのレストランはロボットのクオリティの低さから閉店を余儀なくされ、残った一つのレストランではロボットに変えて人が配置されている。
・お湯がまともに注げない…
China's Workers' Dailyの取材によると、従業員は「レストランに配置されたロボットは、まともにお湯やカレースープを注いだりすることができず、お客さんからしっかりとオーダーが取れませんでした。それだけではなく故障も多かったんですよ」とコメント。
ロボットをウェイターに使うと苦労は大きいものの、メンテナンスや修理のコストは人件費よりも安いといった事情もあり、採用していたという側面もあるそうだ。
・経営者はロボットの採用を諦めない?
日本では見世物としてロボットを採用する新宿の「ロボットレストラン」や、接客補助で使われるペッパーは一定の成功を収めているが、今回の例を見ると、ウェイターをロボットとして使うという選択はやや見切り発車感が否めない。
経営者がロボットを導入する最大の目的は人件費の削減。一定の効果があれば、中国のように見切り発車でロボットを採用する企業も出てくるかもしれない。
Useless robot waitstaff force the closure of two restaurants in China