2016年現在、その主流は安く、かつ高品質なもの。リーズナブルな値段は当たり前。時代を先取りする高い機能性と、誰でも使える利便性の両立が、大衆に受け入れられる必須条件となりつつある。
そうした条件を十分に満たしているのが、この「TRINUS」だろう。ヘッドパーツの交換によって、さまざまな素材が使用できる、オールメタルの3D プリンターである。
・木やアルミニウムもフィラメントになる
フレームのみならず、内部コンポーネント、稼働するパーツ類に至るまですべてメタル製の本品。プラスチックプリンターと違ってベルトの緩みや、ギアの破損もなく、長時間の使用に耐えることができる。
最大のウリは、対応素材のバリエーション。PLA・ABS・ポリカーボネイトといった3D プリントではおなじみの素材の他に、木やアルミニウムもフィラメントとして使えるのだという。
・ヘッドの交換でレーザー彫刻マシンに早変わり!
さらに、プリントヘッドを交換すれば、レーザー彫刻マシンに早変わり。木材、皮革、食品、コルクなどの素材へ、レーザー彫刻ができるようになる。流行のレーザー小物作りや、パンケーキへの焼き印も、自宅で手軽に楽しめるのだ。
本体のパーツは、わずか11部品。構成はシンプルで、初心者でも30分で組み立て可能。プリントスピードは70mm/秒、最速150mm/秒と安定度も抜群。最小レイヤー高50ミクロンで、スムーズに印刷する。
何と言ってもうれしいのは、価格の安さ。これだけの機能をつけて、本体3万円台は破格の値段だ。プロジェクトはKickstarterで、5月1日まで公開。支援は299ドル(約3万3,000円)から受け付けている。
TRINUS/Kickstarter