自動運転や電気自動車、3Dプリントなど新しい技術がどんどん採用されている自動車業界。
今までにないスピード感でイノベーションが起きているが、AR(拡張現実)が運転時に採用されるかもしれない。
トヨタ自動車のワタナベマサヤ氏が、AR技術に関する特許をアメリカで取得し、内容がウェブ上に公開されている。
プロジェクターとカメラを利用!
特許を取得した資料によると、車のダッシュボードの下からプロジェクターで映像を投射し、フロントガラスに情報を表示。
さらには車の中と外にカメラを装着し、通常の人間の視点では見られない死角もリアルタイムでフロントガラス付近に映し出すという。
今後期待される内容は?
従来であればスピードなどを表示するメーターがダッシュボード内に存在したが、フロントガラスにスピードメーターが直接表示されるので、車内のデザインが大きく変わる可能性がある。
ある程度「勘」が必要だった運転時の空間の把握も、リアルタイムで死角の映像が映し出されるので、車をぶつける心配も少ない。
トラックやバスなどの大型の車は死角が多いが、そういった車も安心して運転できそうだ。
実用化時期は不明
現在のところ、特許を申請したばかりなので、実用化の目途は立っていない。
アメリカだけでなく、日本をはじめとした世界各国で特許を申請する可能性も高そうなので、今後のトヨタの正式な発表に期待したい。
A head-up display apparatus for a vehicle