しかし、法規制の厳しい日本では、普及までこぎつけるのはなかなか難しい。一般ユーザーに浸透するのは、まだまだ先のことになりそうだ。
その点、海外は早い。カナダではすでに、その一歩先をゆくサービスを開始。友達同士でバスをシェアできる「Share The Bus」が登場した。
・ウェブサイトから気軽にバスをチャーター
「Share The Bus」は、小旅行やフェス、キャンプなど、ちょっとした“お出かけ”での利用を目的とするサービス。自動車より大人数を収容できる分、費用は安くなるし、ドライバーもつくので、運転の心配をせずに道程を楽しめる。
使い方は簡単だ。ブッキングページから、行きたい場所と日にちを設定するだけで済む。100人単位の大人数やシャトルバスといった、特別なリクエストにも対応。要望や不明な点があれば、サイト上のチャットを通して、専門家に相談することも可能だ。
・新たなライドシェアリングとして普及できるかが鍵
支払いは代表者による全額支払いか、グループ間分割のどちらかを選べる。手配にかかる時間は約30秒。旅行会社やバス会社に頼むより、はるかに手早く割安でバスをチャーターできるところが、本サービス最大の強みと言えよう。
本国でも始まったばかりなので、普及はこれからの模様。このサービスがヒットすれば、日本でも類似サービスが誕生するかもしれないが、法律やさまざまな倫理観に阻まれる可能性は高そうだ。
Share The Bus