そんな夢をかなえてくれそうなツールが、オーストリアのスタートアップ企業が開発中の「Lernstift」である。「Lernstift」は、電子工学の技術を統合した電子装置で、にぎりやすく文字が書きやすいペン型の形状になっている。文字を書くさまざまな動きをキャッチし、書き間違いをすると即座にペンが振動して、書き手に知らせてくれる。
「Lernstift」には「Calligraphy」と「Orthography」という、2つのモードが用意されている。「Calligraphy」モードでは、書かれた文字自体の間違いや、筆跡の正しさに重点を置き、間違いがあるとペンが1度振動して知らせてくれる。もう1つの「Orthography」モードは、綴りや文法上の誤りをチェックするもので、綴りのミスがあった場合は1度、文法の誤りがあった場合は2度、ペンが振動して教えてくれるようになっている。
この「Lernstift」プロジェクトでは投資を受け付けており、将来的な展開のビジョンとして、ダイナミックな圧力センサーや、PCなど他デバイスと接続できるネットワークモジュールの導入、アプリ開発のためのプラットフォーム公開などを目指しているという。書いているそばから、即座に文字の間違いを教えてくれる夢のようなツール、完成が待ち遠しいものだ。
Lernstift