3Dプリンターは重くてかさばるもの、という概念を打ち破る新商品がクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した。
お弁当箱ほどの大きさの「OLO」。オブジェ制作にスマホの画面ライトを使うという新発想のガジェットだ。99ドル(約1万1000円)の出資で入手できるとあって人気を集めている。
・スマホの光で樹脂を硬化
使うにはまずアプリ(iOS、Android、Windows)のライブラリでプリントしたいオブジェを選ぶか、オリジナルの3Dデータを取り込む。
次に、スマホを上向きにして置き、その上からOLOの半分をかぶせる。そして、材料となる樹脂を注入して蓋で覆えば、後は完成を待つだけ。
スマホのすぐ上にかぶせるOLOの底は偏光ガラスになっていて、蓋部分は外部からの光を遮断する。スマホが発する光を利用して樹脂を薄い層レベルで硬化させて形成していく仕組みだ。
・持ち運べるサイズ
OLOのサイズは17.2×11.5×14.8センチ、重さは780グラム。リュックなどに入れて持ち運べる大きさなのもセールスポイント。ちなみに、最大7.6×12.8×5.2センチのオブジェが作れる。
一方、使えるスマホはディスプレーが5.8インチのものまでとなっている。
・お手ごろ価格で注文殺到
Kickstarter に最安値79ドル(約8900円)で登場したところ、初日で目標額8万ドルをクリア。すでに最安値パッケージは完売し、現在は99ドル(約1万1000円)〜となっている。
本体パッケージには樹脂も数本付いてくるが、カラーバラエティに富む樹脂パッケージも別途ゲットすれば、さまざまな色のオブジェを作って楽しめそうだ。出資期限は4月20日。
OLO/Kickstarter