特に、ベルギーに家族や親族、友人らがいる人はさぞ心配しただろう。そんな人を少しでも支えようと、AT&Tなど米国の通信大手は、ベルギーへの電話やテキストメッセージの通信料金を無料にするというサポートを展開している。
・「想いを共に」
「我々はベルギー、そして当地に家族や友人を持つ人々と想いを共にしている」。AT&Tは、こうした文章で始まるアナウンスメントを発表した。
同社は3月28日まで、同社顧客を対象に米国からベルギーへの有線・携帯電話によるコール、そしてテキストメッセージにかかる通信費を課金しない。
・トルコテロ対応の企業も
Sprintも同様の措置を3月31日まで取る。同社CEOのMarcelo Claure氏は「ベルギーに家族や友人を持つ人にとって非常に辛いとき。私たちができることで顧客をサポートしたい」とのコメントを寄せている。
また、T-Mobileは25日まで米国からベルギーへのコールとテキストメッセージを無料にするほか、テロがあったトルコへの通信費でも19〜22日に同様の措置を取った。
家族や友人の安否を確認し、電話やメッセージで繋がろうとするのは当然のこと。テロに対する国際社会の連携が重要性を増す中で、企業の社会的責任を果たそうとするこうした動きがあるのは何とも心強い。
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