アメリカのロードアイド州にある「Providence Performing Arts Center(PPAC)」は、いくつかの劇場から構成されたアートセンター。ここではミュージカルを中心にさまざまな演目が開催されているが、PPACでは新しいチケット予約サービスを始めたという。それが「Tweet Seat」だ。各劇場の後ろ2列にツイート席を設け、来場者が上映作品についてツイートすれば、チケット代を無料にするという座席予約システムを導入。演目の休憩時間を利用して、演じられている芝居やミュージカルについて、PPACに関するハッシュタグをつけてツイートしたり、寄せられたコメントに返信を返すなど、ソーシャルツールを使って、PPACでの体験を宣伝してもらおうという狙いだ。
ソーシャルツールを活用することにより、劇場からの一方的な情報配信ではなく、インタラクティブな情報発信をおこなうことができる。また、若者世代を巻き込むことで、劇場のことをより知ってもらい、気軽に足を運んでもらいたいという期待も込められているようだ。
このように、ソーシャルツールと施設のサービスを連動させ、利用者の口コミを上手に使って、効果的にPRをする手法は、今後もっと当たり前になっていくかもしれない。
Providence Performing Arts Center(PPAC)