頻繁にアイディアが登場する高速で移動ができる飛行機。理論上は可能でも、安全性が疑われている部分もあるため、実用化に時間がかかっている。
しかし、今度こそは夢の飛行機が実現するかもしれない。アメリカにあるロッキード・マーチン社がマッハ6(時速約7344キロ)で移動できる軍用の飛行機「SR-72」を開発中で、完成に近づいているとのコメントを発表した。
スピードはもっと速くなる?
部門の担当者であるOrlando Carvalho,氏は「スピードはさらに速くすることができますが、課題はあります」とコメント。様々な問題をクリアすれば、遅くとも2030年までに販売できるそうだ。
値段については1ビリオンドル(約1140億円) 以下を想定しており、機体の一部はスペースシャトルに使われるセラミック素材を使うとのこと。空気を原料とした液体燃料で動くそうだ。
実用化にあたって課題も
いくら実用化が可能とは行っても、気になるのは安全性。過去にコンコルドが撤退を余儀なくされてしまった理由の一つも事故が原因となっており、スピードが速すぎて機体の一部が燃えてしまう可能性も考えられる。
さらには高速移動時に発生するソニックブームも課題になる可能性が高い。
まだ具体的なテストフライトの日程などは発表されていないが、実用化が非常に楽しみだ。
Plane Six Times Faster Than Sound Is On Horizon