「Vungle」は、若きCEO、Zain Jaffer (ゼイン・ジャファー)氏が、2012年に社名を冠して立ち上げたサービス。リリースから約半年間で、5,000万を超えるユーザーを獲得。その後着々と実績を積み、世界の主要デベロッパーがパートナーとして、名を連ねるまでに成長した。
現在、サンフランシスコを拠点にロンドン、ベルリン、北京で事業を展開するVungle, Inc.。日本での展開に至った理由について、同社担当者に話を聞いた。
・動画広告をゲーム機能内へシームレスに融合
Q1:まずは、「Vungle」を日本で展開するに至った経緯からお聞かせください。
「Vungle」は4年前のアメリカ本社設立以来、モバイル動画広告市場の先端に立ち、グローバルに急成長を遂げました。(そこで)さらなる事業展開のため、日本法人の株式会社Vungleを設立したのです。
日本は、モバイルテクノロジー市場のマーケットリーダーとして確固たるポジションを築き、モバイルゲームにおいて、2014年に約60億ドル(約6700億円)の市場価値とまでなっています。(中略)
動画広告市場が成長している日本では、「Vungle」のより活発な利用と、市場の成長・拡大に期待できると考え、展開の運びとなりました。
Q2:「Vungle」とは、どんなサービスなのでしょうか。初めての人のために、詳細を教えてください。
「Vungle」は、2億人以上のユーザー、25億以上の月間ビュー、1万8,000を超えるグローバルアプリへの配信面を持つアプリ内動画広告プラットフォームを提供しています。
動画広告をゲーム機能にシームレスに溶け込ませる、ユーザーエクスペリエンス向上を伴ったプレースメントを行い、デベロッパーの最適なマネタイズと、広告主の効率的なハイ・インプレッションを実現します。
(その機能性から)2015年5月には、AppsFlyerゲーミング・パフォーマンス・インデックス にて、“No.1ユーザーリテンション モバイル広告パートナー”にも選ばれています。
・モバイル動画広告を最大限生かせるサービス
Q3:数ある動画広告プラットフォームの中で、「Vungle」が抜きん出た存在になった理由は、どこにあると思われますか?
「Vungle」のLTV最適化技術は、広告主さまのニーズに合った、精度の高いターゲットオプションを提供しています。また、常に最適なタイミングでターゲット・オーディエンスに 100%全画面の HD 広告を配信し、クオリティーの高いユーザー獲得を実現します。
さらに、当社のクリエイティブの最適化サービスは、クリエイティブの多変量テストやカスタマイズ可能なインタラクティブ エンドカードによって、クオリティーの高いキャンペーン実施をサポートします。(中略)そうした点が多くの企業さまに、評価されたからではないかと思われます。
Q4:日本国内でのこれからの展開について、教えてください。
「Vungle」は、ゲーム・デベロッパーからブランド各社、広告代理店に至るまで、企業ジャンルを問わず誰でも簡単に、高品質の魅力的なモバイル動画広告を、あらゆる種類のアプリに組み込むことが可能なサービスです。
(今後は最初に述べた通り)日本国内での本サービスのより活発な利用をめざし、市場の発展と拡大に貢献していくつもりです。
企業の販売戦略手法として、国内でも定着しつつある動画プラットフォームサービス。「Vungle」の登場によって、市場がどのように変化するのか、今後の動向に注目したい。
Vungle