そうしたトレンドに合わせ、米国ニューヨーク市はWi-FiやUSB充電ポートを備えた新型バスを導入する。向こう5年間に2042台を順次投入する計画で、第一弾は4月にお目見えする。
・車両内に充電ポート35〜55カ所
この新型バスでは、誰でも無料Wi-Fiを利用でき、乗客は移動しながら電波が届きにくい場所でもインターネットなどを楽しむことができる。月々のデータ使用量に制限があるプランを利用しているスマホユーザーにとっては特に嬉しいサービスだ。
また、この新型バスにはUSB充電ポートが35〜55カ所設置されているとのこと。スマホのバッテリーがピンチだけど出勤しなきゃ!という時、移動時間を充電にあてられるのはありがたい。
・観光客にも嬉しい
ニューヨーク市によると、毎日200万人が同市都市交通局(MTA)運営のバスを利用しているという。世界随一の観光都市NYC、市民はもとより観光客も恩恵を受けられる。
ちなみに、この新型バス導入にかかる費用は13億ドル(約1470億円)で、保有車両の40%が新型に置き換えられることになる。
日本では既に2014年から都営バスにWi-Fiが搭載されているが、充電ポートは長距離移動用のバスで採用されているケースはあるものの、街乗り用のバスでは採用されているところはあまり聞かない。
ニューヨークでの取り組みは、他の観光都市への影響がありそうなので、動向を見守りたい。
New York State