中でも注目が集まっているのはやはり、スマートシステム。実際、IoTの飛躍的な発展を武器に、セキュリティジャンルのサービスは格段に進化している。絶対とは言い切れないが、鉄壁に近いガードを実現しているのは、紛れもない事実だ。
・把手の中にプログラムを構築
今回ご紹介する「latch」も、そんなプロダクトの1つだろう。“鍵穴”という古来の警備の仕組みと、最新のデジタルテクノロジーを違和感なく融合。温故知新かつ、強固なセキュリティシステムを誕生させた。
「latch」の開発者は、スウェーデン生まれのデザイナー、Thomas・ Meyerhoffer氏。彼が提案するのは、ドアの把手を利用した新感覚のスマートアクセスシステムだ。Bluetooth接続によるプログラムは、従来の鍵穴の上に設定。識別用のミュートカメラは、丸みを帯びたタッチスクリーンの後ろに配置されている。
ドアは、入室を許可された人間にのみ開かれる。住民は事前に専用アプリ上で、アクセス許可のためのプログラム登録を行う。登録後に発行されるキーコードを、スマホから送信して入室する仕組み。もちろん、普通に鍵で開けることも可能だ。
・最高レベルのロック基準で設計
「latch」はまた、最も高いビルグレードのロック基準に準拠するよう設計。個人宅のみならず、ビルやアパートでの活用も、大いに期待される。
特長はいろいろだが、一番の魅力はそのデザイン。あらゆる扉もスタイリッシュに演出する、シャープなフォルムには、否が応でも惹きつけられる。
カラーは3種類。ゴールド・シルバー・ブラックを用意。販売時期に関するアナウンスは行われていないが、年内には正式にリリースされる予定となっている。
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