しかしながら、撮影には相応の時間と費用がかかるため、グーグルという一企業の取り組みとしては、限界があるのも事実だ。
・スウェーデン生まれのクラウドソーシング版ストリート
「Mapillary」は、スウェーデン第三の都市マルメで2013年に創設された、“クラウドソーシング版Google ストリートビュー”ともいえる、画像マッピングサービス。
一般ユーザーが、スマートフォンアプリや「GoPro」などの小型ビデオカメラを使って、道路沿いの風景を撮影し、Mapillaryにアップロードすると、Googleストリートビューのように、ユーザーが投稿した画像がマッピングされる仕組みだ。
画像に映り込んだ通行人の顔や自動車のナンバープレートには、ぼかし加工を施すなど、プライバシーにも十分配慮。
Mapillaryに投稿された画像は、これまでに5000万枚を超え、170カ国以上、120万キロメートルが網羅されている。
・散策しながら、街の風景を世界に発信!?
日本でも、地域住民が集まって街歩きを楽しみながら、街の新たな情報を発信する「マッピング・パーティ」などのローカルイベントが徐々に広がってきた。
スマートフォンを片手に散策を楽しみながら、Mapillaryを通じて、街の風景を世界に発信してみてはいかがだろう。
Mapillary