各地で猛威を振るっているジカ熱。世界中で感染者が確認され、去年の11月から患者の数は増え続けている。ブラジルではジカ熱に感染した妊婦に胎児異常が増加するなどの報告も上がっており、オリンピックの懸念事項の一つとなっている。
海外に行くことが多い人は特に気にしている人が多いと思うが、Googleがジカ熱に関するマップをユニセフと共同で開発し、公表している。
ユニセフに1億円を寄付!技術面で協力も
Googleは今回の事態を受けて、ユニセフに100万ドル(約1億1400万円)を寄付。さらにはジカ熱のマップの作製や、データ解析のためにエンジニア・デザイナー・データサイエンティストなどを派遣し、新しいプラットフォームの構築支援を行っているとのこと。
Googleの自社サイトもジカ熱の情報を充実させている。ジカ熱の検索マップを作成し、ネット上に公開したり、「ジカ熱」で検索を行うと「健康に関する情報」という形で注意を喚起する内容を表示。Youtuberと共同でジカ熱の予防に関する啓蒙動画も公開している。
将来、伝染病が流行した際にも
SARS・エボラ出血熱・デング熱など、定期的にワクチンの効かない危険なウィルスが流行し猛威を振るってきたが、Googleは今後このような伝染病が流行した際に、役に立つようなプラットフォームを構築している最中だという。
定期的にこういったウィルスは流行するので、Googleの試みは世界中の人たちに歓迎されそうだ。
Providing support to combat Zika in Brazil and beyond