“VR元年”として期待される今年2016年。Oculus Riftなどのコンシューマー機器が発売されるほか、噂されるGoogleの新型デバイスも発表が近いとみられている。
身近なところでは、Coca-Colaが空き箱を用いたVRビューワー体験を提供するなど、話題に事欠かない注目のカテゴリだ。
スウェーデンのマクドナルドでは3月5日より、組み立てるとVRヘッドセットに変身する箱がついたハッピーセット(海外での呼び名は「Happy Meal」)の販売を開始すると発表し、注目を集めている。
・簡単に“Google Cardboard”のようなVRビューアーに
ボックスは簡単な手順でVRヘッドセット“Happy Goggles”になるようデザイン。
点線に沿って切って展開してから、決まった手順で折りたたみ直し、中にスマートフォンを滑り入れれば出来上がり。これだけで“Google Cardboard”のようなVRビューアーになるのだ。
1970年代にアメリカで最初に登場したHappy Meal。スウェーデンへの導入はもう少し後で、今年が30周年になるという。
これを記念して「世界で最もよく知られたボックスを、ファミリーにとってマジカルで、適切なものであり続けよう」とすべく企画されたとのことだ。
・360°のスキーゲームが楽しめる
ビューアーを楽しむためのゲームも間もなくローンチ予定。
登場するのは“se upp i backen(英語にするとwatch out on the slopes)”という360°のスキーゲーム。
内容は楽しみながらスキーの安全を学ぶもので、スキーを得意とする同国のアルペンスキーチームも推奨しているという。
Happy Gogglesは、現在のところスウェーデン国内のみでの取り扱いだが、マクドナルド側は他国への展開に含みを残しているようだ。
日本でも販売されれば子どもだけでなく、ガジェット好きな大人の間でも大いに話題になりそうだ。
Happy Goggles