プロフィールや自分の趣味趣向などを基にネット上で新たな人と繋がるマッチングサービス。異性との出会いを提供するサービスがその代表格としてあげられ、海外だけではなく日本国内でも普及し始めている。
とはいえ、「素敵な出会いが欲しい」と思うのは異性との出会いだけではなく、ビジネスなど他の場面においても同様なのではないだろうか?
先日リリースされ、現在一部で非常に注目を集めている「yenta」というサービスは、まさにビジネスの面で新たな出会いを提供してくれるマッチングサービスだ。
今回はそんなyentaを開発する株式会社アトラエでサービスの責任者を務める岡氏に、サービスの特徴や開始1ヶ月程でどのような使われ方をしているのか、お話を伺った。
・完全審査制×エリア限定で質の高い出会いを
Q.1 まずはyentaの特徴を教えて頂けますでしょうか?
yentaでは毎日お昼の12時に最大10人の人がレコメンドされてきます。そこでスワイプ操作を使って会いたい人を選ぶ。すると20時にマッチング結果が届き、マッチングした場合はメッセージの交換や実際に会うことができるという仕組みとしてはとてもシンプルなサービスです。
特徴としてはまずAIによる完全審査制で、かつエリアを限定することで密度の濃いマッチングが起きやすい仕組みを作っていること。せっかく登録しても会ってみたい人がいなかったり、マッチングしたのに距離が離れていて会うことができないのは本末転倒ですので。
加えてビジネスマンをターゲットにしていることもあり、極力考えないで気楽に使ってもらえるように設計しています。例えば、12時にはスワイプだけしかできずマッチングしたとしても20時まで結果がわかりません。スワイプしてる途中にマッチング結果が届くと一度スワイプを止めてしまうので、毎回1つの動作に集中してもらえるようにしています。
・yentaはクラスに1人はいるおせっかいな友達のような存在
Q.2 そもそもなぜyentaを開発されたのでしょうか?
根本には「人と人との出会いを最大化」させたいという想いがあります。これは弊社が元々採用系のサービスをやっていたこともあるのですが、採用に限らず人と人が出会い、より良い人間関係が構築されることでもっと面白い世の中になるんじゃないかなと。
ちょっと中高生の頃のことを思い出してみて欲しいのですが、同じクラスに気になる人がいるけどなかなか上手く話すことができなくて。でも実は相手も自分のことが気になっている、そんなドキドキするシチュエーションってけっこうありますよね。
そんな時、ちょっとおせっかいな友達が仲介し仲良くなるきっかけを作ってくれたりする。こんな存在がビジネスの世界でもあると面白いかなとと思っておりまして、yentaはそんな存在になりたいですね。
・1ヶ月でマッチングが2万件!
Q.3 リリースから約1ヶ月、現在はどのような使われ方をしていますか?
まず、使っている人の属性でいくと現在はスタートアップ・ベンチャー界隈の方が多いです。経営者の方やエンジニア・デザイナー・事業開発関係の方々。後はフリーランスの方も使ってくださっています。
利用のされ方としては、面白がってかなりヘビーに使って下さっている方が多いです。1月27日にリリースしたのですが約1ヶ月でマッチングが2万件ほどで、直近では1日に1600件ほどマッチングしています。
また、yentaでは会ったことがない人とは別にFacebook上で既に友達になっている人がレコメンドされる機能がありまして、こちらも思っていた以上に好評です。実際Facebookの友達にはイベントで1回だけ会ったことがある人だったり、長い間連絡をとっていない人もいますよね。そういった人ともマッチングすることで、久々の再会を果たしたり、一緒に何かやるきっかけになるのではないかなと思っています。
・自分の現状を客観的に評価することもできる
Q.4 他にユーザーの方から好評な機能はありますか?
マッチングしてなくても、自分がどんな人に会いたいと思われているかを見ることができるのですがその機能でしょうか。
どんな相手かを特定することはできないのですが、相手の所属や年齢、性別はわかるので、「こんな会社の人が自分に興味を持ってくれているのか」ということは知ることができます。
日々ユーザー数、マッチング数ともに増え続けているというyenta。今後は徐々にユーザー数を増やしながらも、裏側の技術の改良を重ね質の高いマッチングが生まれ続けるようにしたいという。
上述したように完全審査制で現在は東京23区エリアに限られているものの、利用料自体は無料。もっと人脈を広げたいというビジネスマンの方は是非チェックしてみてはいかがだろうか?
yenta