そんな悩める人たちの手助けになってくれそうなのが、「Fishbit」というアクアリウム用ツール。
水槽の水質をリアルタイムでモニターし、必要に応じてアラートを送ってくれたり、スマートフォンからリモートで設定を調節したりできる。
・“モニター”と“コントローラー”、2つのデバイスで構成
「Fishbit」は“モニター”と“コントローラー”の2つのデバイスを併用するもので、家庭のWiFiネットワークを通じて、スマートフォンと連動する。おかげで、外出先や遠方からでも水槽のコントロールが可能なのだ。
“モニター”のほうはマグネットホールド式になっていて、水槽のガラスに簡単に取り付けられる。
こちらは健全な水槽環境を保つのに重要な水質パラメータである、水温・pH・塩度・水位を常時モニター。
水温はカ氏0.1度単位で、pHは0.05単位で、塩度は0.001比重単位で正確に測定する。
“コントローラー”のほうは、8つのコンセントが付いた電源タップになっていて、1つのコンセントは最大10アンペア、1000ワットまで対応できる。万一、一時的に15アンペアを感知した場合には、ブレーカーが作動するようになっているので安心だ。
LEDインジケーターが点灯し、作動中のコンセントを教えてくれる。電流センサーが内蔵されているおかげで、電力消費状況を把握できるのも便利。
この“コントローラー”によって、ヒーターやポンプなどの設定・コントロールをしたり、水槽関連の装置をまとめて管理できる。
・専用アプリからリモートコントロール
また、「Fishbit」の専用アプリも用意されている。スマートフォンやタブレットから、水槽の状況をリアルタイムでチェックしたり、装置のスイッチのオンオフを切り替えたり、何か異常が検知されたときにはアラートが送られてきて、ユーザーにいち早く知らせてくれる。WiFiを通じてリモートでコントロールできるのはありがたいところ。
温度計やらたくさんの器具をセットして、日々データを自ら計測するのは、積み重ねになると大変な労力。
それを大幅にカットして、水槽自体を楽しむ方に時間を割けるようになるわけだ。
・Kickstarterで出資募集中
現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで3月26日まで出資を募集している「Fishbit」。値段は1個195ドル(約2万2000円)。
他にも、拡張機能が付いた「Fishbit Monitor+」(塩度をモニター可能)、「Fishbit Controller+」(照明機能付き)も用意されているので、お好みで選択可能だ。ぜひ、楽しいアクアリウム生活を送っていただきたい。
Fishbit