そんな状況に注目していた矢先、発見したのがこの「Brainiac(ブレイニアック)」。
Android上で制作された、車のための新しい中枢コンピューターで、内蔵センサーとOBDII診断データを利用し、車両のオートメーション化を提供する画期的なシステムだ。
・組み合わせ次第で可能性は無限大
自動運転以外のほぼすべてをオートメーション化するのが、「Brainiac」の特徴。有線と無線の組み合わせによって、可能性が無限大に広がるのも面白い。
温度調整やカーステレオの選曲、ライトのスイッチも自由自在。カスタマイズ次第で、自宅の車庫の開閉や、車高の調整も可能だ。
操作は、市販のステレオ・インストールキットを利用した、ダブルディン7インチタッチスクリーンから行う。つまり、ユニットを入れるには、今あるカーステレオを取り外さなければならない。しかし、ステレオ機能は、この中にも組み込まれているわけだから、外しても、特に問題はないだろう。
導入されたユニットは、クラウド同期によって、データを記録していく。自身の車のパフォーマンスと、燃費の統計情報の詳細を得られるようになるのだ。
・価格は699ドルから
何でも対応してくれる「Brainiac」。自動運転車に搭載したら、どうなるか?車内で人間の手を使うことは、完全になくなるのだろうか。それはそれで、寂しい気がしないでもない。
現在、ホームページでプレオーダー受け付け中。価格は、ヘッドユニット・GPSアンテナ・OBDII接続ケーブル・ワイヤーハーネスが含まれた基本セットで、699ドル(約7万8000円)。
Brainiac