オーナーにとっては、出張や休暇で不在の間、空いている自宅などを貸し出すことで、一定の収入が得られるのが魅力だが、実際には鍵の紛失や盗難など、セキュリティを脅かすリスクもゼロではない。
・暗証コードで解錠できる、キーレスエントランスシステム
「Parakeet」は、鍵を使わない“キーレス”なエントランスシステム。
このシステムの利用には、オーナーのAirbnbアカウントとの連携が必要となっており、Airbnbを通じて物件の利用予約が確定するごとに、Parakeetが自動的に暗証コードを発行する仕組みだ。
利用者は、メールなどで通知されるこの暗証コードを使って、物件の利用期間中、いつでも自由に施解錠することが可能。
また、オーナーは、スマートフォンやPCを介して、施解錠の操作履歴をモニタリングすることができるという。
オーナーにとっては、遠隔で鍵の管理ができるため、セキュリティを担保しながら、従来の鍵の受け渡し業務を効率化できる一方、利用者にとっても、よりフレキシブルでシームレスなチェックイン・チェックアウトが可能となるのが利点だろう。
・コワーキングスペースやシェアオフィスにも導入!?
Parakeetのようなキーレスシステムは、Airbnbに登録されている空き部屋のほか、コワーキングスペースやシェアオフィスなど、特定のメンバーがそれぞれのスケジュールに合わせて利用する建物などの入退出管理にも、応用できそうだ。
Parakeet