全日本コーヒー協会の統計によると、2013年に日本で消費されたコーヒーの量は、一人あたり3.51キログラム。
アフタヌーンティーなど、伝統的な紅茶文化を有する英国でも一人あたりの年間コーヒー消費量は、2.69キログラムとなっている。
・プリペイド式でスペシャルティコーヒーを割安に楽しめる
近年、味と香りの豊かなスペシャリティコーヒーを楽しむ“サードウェーブコーヒー”が人気を集めるロンドンで、スマートフォンアプリ「DripApp(ドリップアップ)」が開発された。
DripAppは、ロンドン市内の独立系コーヒーショップ120店と提携。
このアプリを介してコーヒー5杯分、もしくは10杯分の代金を前払いすると、最大50%の割引価格で、ドリップコーヒーやエスプレッソなど、好みのコーヒーを受け取ることができる。
また、毎日コーヒーが手放せない“ヘビーユーザー”に向けて、月額89ポンド(約14,250円)で、好きなコーヒーを好きな分だけ楽しめるプランも開設。
DripAppのアプリ上で、現在地周辺の提携店を検索し、コーヒーの注文からオンライン決済までをシームレスに実行できる利便性も、魅力だ。
・独立系コーヒーショップの顧客チャネル拡大にも寄与
DripAppでは、現在、ロンドンを対象エリアとしているが、今後は、英国の他地域や欧州にも、展開していく方針。
地元の独立系コーヒーショップにとっては、DripAppを通じ、コーヒー愛好家に割安感や利便性を提供することで、新たな顧客の獲得はもとより、顧客ロイヤルティやブランド認知度の向上につなげることが期待できるだろう。
DripApp