99ドル(約1万1200円)という手に入れやすい価格に抑えつつ、高品質な3Dプリントを可能にしてくれる。
・「BQ Ciclop」スキャナーを改良して完成
もともと、オープンソーススキャナー「BQ Ciclop」を基盤に、さらに改良を加えて開発されたのが、この「CowTech Ciclop」スキャナーである。スキャナーのパーツや、部品の仕入れ先を見直すことで、オリジナル版の価格350ドル(約4万円)から99ドルにコストダウンしたのは大きな魅力。
・0.5mmのスキャン解像度
スキャナーの組み立て自体には、30分もかからない。精密な仕上がりが期待できる0.5mmのスキャン解像度、最大で幅200×高さ205mmのオブジェクトのスキャンが可能だ。
3Dスキャナーの中でも、レーザータイプのスキャナーは一般的なもの。光るラインレーザーとカメラ、回転するターンテーブルで構成される。
スキャン対象のオブジェクトにラインレーザーが照射され、赤い光が対象物の輪郭をトレースする。そして、カメラが3D空間におけるラインレーザーの位置を把握し、ラインは何百何千という点に変換される。テーブルの回転とともに、0.5mm解像度という精密さで、オブジェクトがすべてスキャンされていく。
・2~8分ほどでスキャン完了
使い方は至ってシンプルで、複製したいオリジナルの立体物を、スキャナーの200mmレーザーカットアクリルターンテーブルの上に置いて、スキャンを開始するだけ。
複製物のサイズにもよるが、2~8分ほどでスピーディにスキャンは完了するという。
・Kickstarterで出資受付中
リーズナブルな価格、スピーディなスキャンを実現した「CowTech Ciclop」3Dスキャナーは、現在クラウドファンディングサイトKickstarterで、3月23日まで出資を受付中で、プレオーダー価格は79ドル(約8900円)~となっている。
CowTech Ciclop